防波堤で釣りをしていると、見かける機会もある危ない魚たち…
触らない・近づかないが大前提ですが、釣れてしまった時の毒のある魚の種類と
万が一、触ってしまったときの対処法を紹介していきます。
身近な毒魚たちの種類
アイゴ
毒のある個所:頭部、背びれ、胸びれ、腹びれ
症状:激痛が走り、刺さった部分が腫れて、痺れて麻痺してしまう場合があります。
毒のとげは、魚が死んでも効力があるためむやみに触らないこと!
アカエイ
毒のある個所:尻尾の付け根くらいにあるトゲ
症状:こちらも刺さると激痛が走り、場合によってはアナフィラキシーショックに陥る可能性があります。アイゴ同様、魚が死んでも毒の効力は保たれたままなので注意!
ウミケムシ
毒のある個所:体毛(白い剛毛)
症状:体毛が手に刺さると痛痒くなり、火傷のような症状が出ます。毛の中にある毒液(コンプラニン)が、注入されてしまう上、毛も残ってしまいます。
ハオコゼ、オニオコゼ
毒のある個所:背びれ、腹びれ、尻びれ
症状:刺された直後から激しい痛みと痺れ、患部が変色して腫れてしまうなど酷い症状が出ます。
ゴンズイ
毒のある個所:背びれ、胸びれ
症状:刺されると焼けるような痛みで、ズキズキと骨に響く鋭い痛みが2~3日ほど続くようです。また、体表面の粘液にも毒があるため、傷口などからしみ込んでしまい危険です。
釣れてしまったら
毒のない魚と見分けがつかない場合もあるので、まずはプライヤーやフィッシュグリップなどを使って素手では触らないようにしましょう!
もし触ってしまったら(応急処置)
アイゴ、アカエイ、オコゼ、ゴンズイなどは、タンパク毒のため
万が一触ってしまって症状が出た場合の応急処置は、45℃前後の熱いお湯にしばらく患部を浸しておくと毒が不活性化し、痛みが和らぎます。
すぐにお湯が用意できない場合もあるかと思いますので、今の時期であれば気休めですが、カイロでも代用できます。
あくまでも応急処置のため、すぐに医療機関を受診するのをおすすめします。
ウミケムシに関しては、コンプラニンという神経伝達物質で、対処法が異なります。
セロハンテープやガムテープなどで、刺さってしまった体毛をはがして、消毒用アルコールがあれば
それを使ってふき取るようにしてください。
いずれも、なるべく早めに医療機関に行くようにしましょう。
毒はないけどよく釣れる注意する魚
エソ
とてもよく釣れます。大きいサイズだと、最初だけよく引くので一瞬ドキッとしますが、エソです。
がっかりです。歯が鋭く、暴れるので、手で持つのは危険です。
かまぼこにされる魚で、すり身などにすれば美味しく頂けますが、調理が面倒なので大半の釣り人はリリースしていると思います。
根魚(カサゴ・ハタ)
カサゴもよく遊んでくれます。可愛いですが、全体のひれがトゲトゲしており、特にキジハタは体表のぬめりが強く、捌くときに手が滑ってひれが刺さってしまうことがあります。
刺さってしまうと、雑菌が入ってしまうようで、私は2日間ほど少し指がじんじんして痛かったです…
みなさんお気をつけてください!でも、食べるととっても美味しいです!
今回はさくっと読める記事にしてみたのですが、いかがだったでしょうか?
身近で危険な魚もいますが、グローブやフィッシュグリップなどを常備していれば、そこまで不安がる必要もないかと思います。
安全に釣りを楽しみましょうね!
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