
薄ピンク色に輝く体色のキス。その綺麗さゆえに砂浜の女王とも呼ばれています。
最近暖かくなってきたので、まだハイシーズンには少し早いですが、関西圏でも釣れ始めています。
今回は、私が海釣りにハマったきっかけのメモリアルフィッシュ「キス」についてまとめてみました。
コツさえ掴めば初心者でも竿頭になれるので、少しでも参考になれば幸いです!
キスの生態について

日本各地のあらゆる場所で釣れるキスですが、種類は主に4種類ほどいるようです。
今回は最も馴染みのある「シロギス」について説明していきます。
日本各地と言いましたが、北海道や南の方だと数が少ないためそもそも狙う方がいないみたいです。
キスは温かいところが好きな魚なので、寒い時期は沖の深場にいて、春になり気温も水温も上がってくると、沖から段々と浅瀬に接岸してきます。
産卵時期の6月~9月頃になると、捕食スイッチオンになるのでエサをモリモリ食べます。
水温もキスが活発になる適水温のため活性も上がります。
そして、びっくりなことに産卵は1度だけでなく、産卵期になると毎日大量に卵を産むそうです!
狙える時期(関西・近畿圏)

諸説ありますが、キスの適水温は14℃~28℃と言われており、水温が高くなるにつれて浅瀬に接岸してくるためサーフや堤防からも狙いやすくなります。
そのため、関西圏だと4月下旬以降から秋頃までが浅瀬で狙えるタイミングになります。
朝夕のマズメの時間ももちろんですが、日が昇って水温が上がりだしたタイミングで潮が動いてる時間帯がおすすめです。(どの魚にも言えますけどね笑)
上げ潮のタイミングで接岸してくるので、マズメの時間帯と被ると最高ですね!
参考程度にお伝えすると、昨年たくさん釣れた日は5月末頃で、水温は18.5℃でした。
ポイント選び

キスはとてもデリケートなので、危険を察知するとすぐに砂の中に隠れてしまいます。
また、濁った水を嫌うため、お天気が悪くて海が荒れているようなときはキスは釣り辛いです。
ポイント選びとしては、砂地を好む魚なので、サーフでの投げ釣りがおすすめです。
こちらもキスに限らず言えますが、ブレイク(急に深くなってるような場所)など海底の変化がある場所が狙い目です。川の河口などの淡水と海水が交わる場所(汽水域)の流れ込みポイントもおすすめ。
群れで回遊しているので1匹釣れると数を釣ることも可能ですが、警戒心も強いため、釣果が渋くなり出したらポイントを移動し、広範囲にポイントを探るのが竿頭への第一歩!
タックルの選び方

関西の堤防、サーフでキス釣りを行おうと思うと、錘は5~10号(約20~40g)が水深と潮の速さ的にもメインになってきます。
正直な話、なんでもいいです!!!(キス釣り専門でやっている人には申し訳ありません)
5号前後で底が取れる場所ならば、エギングタックルやバスタックル(ヘビキャロ感覚)などで十分ですし、10号以上じゃないと底が取れないならショアジギタックルや遠投できる磯竿などがいいです。
仕掛けについて

仕掛について、用意するものは錘(天秤)とキス針が組まれている仕掛だけです。
錘は、先ほど書いた通り5~10号前後で大丈夫です。キス針の仕掛けの選び方ですが、初心者の方や、トラブルを減らして楽したい人には、針は2本で仕掛けの全長が短い(50㎝前後)のをおすすめします。錘と針がセットになっている仕掛も販売されているので迷ったらそちらでも問題ありません!
キス釣りは、エサ取りが厄介なので何回もエサを付け替えることになります。針が多い分、エサを付け替える手間が面倒です。時合中に絡まった時なんか最悪です。
なので、初心者の方でも投げやすいく、トラブルも少ない、針が2本で短めの仕掛けがおすすめです。
もちろん、針が多い方が一投で釣れる量は多いですが、キス釣りはそんなに甘くありません。
キスが沸いているポイントを見つけれたときは使っても良いかもしれません。
エサについて(恐怖のゴカイ)

さて、個人的に1番ネックなのが、エサです。
ゴカイ(ジャリメ)というエサを使うのが一般的なのですが、なんせ気持ち悪いです。
女性の方は苦手な方も多いかもしれません。
ミミズの気持ち悪いバージョンかなと思っていましたが、めちゃくちゃ動くし、口元からキバみたいなのを出して嚙んできます!怖い!
細身でよく動くため、口の小さいキスにはちょうどいいので、迷ったらゴカイを買っておけば間違いありません。釣具屋さんで大体1パック500円ほどで購入できます。
青イソメという虫エサもありますが、ゴカイより太くて長いため、小型のキスからしたら食べにくいので数釣り向きではないです。数よりサイズ!と言うことであれば青イソメも効果的です。
絶対に触りたくない!という強い気持ちの方は、虫エサをつける道具なども売っていますので
検討してみてください!手も汚れないので快適です!
付け方のコツは、ゴカイの頭あたりを指でつまんで固定して、暴れても動じずに、
口から出てくるキバをめがけて針を刺します。汁が出てきますが慌てません。
あとは、なるべくまっすぐに針が隠れるように通せたら完成です。
エサ取りに取られたりしてゴカイが千切れたら、面倒ですが新鮮で元気なゴカイと交換しましょう!
どうしても虫エサが無理な方は、ワームも売っているので代用してみてください。(私は釣れたことありませんが…)
釣り方のコツ

気持ち悪いゴカイの恐怖に打ち勝てば、あとはキャストするだけ!
仕掛が底についたことが確認できれば、糸ふけを取ってゆっくり巻くだけです。
ずっとボトムをずる引きしていると、ブルブルっとしたアタリがあるので、アタリを感じたらそのまま手前まで寄せてきましょう!
サーフの場合、引き潮で針から外れてしまうこともありますが、基本的にアタリさえあれば勝手に釣れるので、キャストしたポイントにもう一度投げたりアタリがないようであれば、「キスは足で釣れ!」という言葉があるように、同じ場所にとどまらず探る範囲を変えてみてください。
群れに直撃するようにキャストしてしまうと、びっくりしてキスが散ってしまうので、気持ち沖側にキャストして、ゆっくりずる引きして誘うのがおすすめです。
色々とポイントを変えながら、キスの群れを狩りとりましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか!
今回は春の釣りを先取りと言うことで、キスの釣り方についてでした!
当時は、釣りを始めたばかりで、まだ何も釣ったことがなく、意地でも何か釣りたかったときに私が竿頭になれた思い出深い魚です。
魚に喜ぶと書いて鱚…まさしく喜びを運んでくれたキスに感謝★
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今日もありがとうございました!
以上、みょんでした!