「魂を揺さぶる瞬間を。最高のロッドと共に。」…と言う言葉から伺えるように、最高品質のロッドを1本1本自社工場で生産し続けているZENAQ(ゼナック)。
失礼ながら、ロックショアを始めるまではその存在を知りませんでしたが、こだわり抜いた1本を生み出すZENAQについて紹介していきます。
また、今回は限定30本のロッドを手に入れることが出来たため、そちらのインプレもしていきたいと思います。
ZENAQのロッド自体が中々入手困難ではありますが、使ってみたいと思っている方の参考になれば幸いです。
出典:ZENAQ以前、ZENAQの限定モデル「レーシング」のインプレ記事を書きましたが、なんと今回のセグメントオーダーから、限定ではなく、ちゃんとした販売ラインで「Type R」と言うモデルが発売されることになりました!ノーマルの[…]
ZENAQ(ゼナック)とは
「フィールドからの答えを製品に反映させる」というのをコンセプトに、アングラー目線でアングラーのためのロッドを作り続けているメーカーです。
1本1本を丹念に国内の自社工場で生産していると言うことで、他のメーカーのように大量生産が出来ないために、釣具屋さんで常時置いてあるようなロッドではなく、年2回のオーダーのタイミングでしか注文が出来なかったりと、少し敷居が高い印象も感じますが、そうまでしても手に入れる価値のあるロッドだと思います。
また、今ではお馴染みの8本撚りPEラインを流行らせたのもZENAQというのには驚きです。
創業以来、常識にとらわれない非常識な発想のもと、商品開発を続けているZENAQ。
まさにサムライ魂、日本人の心と言うのを感じます。
半永久保証
保証書が付いているロッドはもちろんたくさんありますが、ZENAQ製品には「半永久保証」というものがついており、なんと、無期限で複数回使用可能なものになります。
ロックショアなどハードな釣り場で使うことを想定すると、気を付けていてもふとした時に破損してしまうこともあると思います。
その点、ZENAQの半永久保証があれば、安心して大物とのファイトも出来る画期的な制度ですよね!
半永久保証の保証規定の詳細などは、ZENAQのHPを参照して頂ければと思いますが、保証書に記載の免責金額の負担だけで、愛用ロッドが末永く使えるというのはZENAQならではのこだわりだなと思います。
また、譲り受けた際も、半永久保証のユーザー登録をすれば同じように保証が受けることが出来るので安心です。
MUTHOS(ミュートス)シリーズ
「原点にして、最高峰。実践ロックショアロッド」そう表されるミュートスシリーズには、シーバスロッド感覚で使えてしっかりファイトできる「MUTHOS Sonio-ソニオ」、体の負担が少なく魚に対して同じテンションをかけ続けることができるロックショアロッド「MUTHOS Accura-アキュラ」、ダイペンに命を吹き込む操作性能特化型の「MUTHOS Duro-デューロ」があります。
実はソニオもセグメントオーダーで当選したので、冬頃に届く予定なのですが、ショアジギオフシーズンになってしまうので、使い倒すのはまだ少し先になりそうです。
こちらも追々インプレ記事を書く予定です。
ミュートスのガイド設定にはKガイドとRGガイドがありますが、現在Kガイドモデルの生産を一時ストップしているようです。
オーダー方法について
気になる購入方法についてですが、現在、一部モデルを除くミュートスシリーズの受注方法がセグメントオーダー(抽選販売)に変更になっています。
理由としては、転売ヤーが蔓延っている点や当選後のキャンセルなども考慮してくださっていて、「本当にロッドを必要としている方に届けたい」ということから1モデルのみ応募可能ということになったようです。よって、複数応募は無効になります。
(個人で応募して、店舗からも応募した場合も無効になるようです。)
ゼナックストアに会員登録したメールアドレスで応募しないと、それも無効になるので、応募の際は注意事項をしっかり読んで応募してくださいね!
抽選応募のため、セグメントオーダー期間内であれば、いつ応募しても当選確率は同じとのことで、先着順だとオーダーすら出来なかった方もいらっしゃると思うので、賛否両論はあるようですが、個人的にはこのオーダー方法だと公平性が保たれるように感じます。
「ご注文いただいたロッドをより早くお届けしたいという思いから、2022年度より年間2回のオーダー解禁日を設けることになりました。」と記載があるように、年2回セグメントオーダーがあり、流れとしては、オーダー後おおよそ1週間前後で当落メールが届き、メールに記載の期間までに支払いを済ませると後日納期のお知らせメールが届き、ロッド発送のタイミングでもまたメールが届きます。
ゼナックのオンラインストアを見ていただくと、希望ロッドのページに次回のオーダー時期の記載があります。セグメントオーダー品以外で完売しているものに関しても、前期・後期とオーダー出来る期間があり、半期予定生産数のオーダー受注をして、完売したものから順次受注終了になるようです。
中々欲しいタイミングで手に入りにくいというのが懸念点ですが、待つ価値のあるロッドなので、当選まで頑張って応募してみるのがいいかなと思います!
MUTHOS Accura RACING
さて、他のシリーズも入手困難だというのに、このレーシングに関しては、100H・100HH各30本ずつの数量限定という超狭き門…。
申し込みの際に「ご自身の釣りに関する経験や思い」を添えて応募してくださいと言うことで、釣り歴が浅いながらもロックショアに対する想いをつらつらと読みにくいほど長文で送りつけました(笑)
一体ノーマルアキュラと何が違うのかというところが気になるポイントだと思いますが、ジグウェイトなどの基本的なスペックはそのままで、細々としたデザインや特徴が少し違います。
・シングルラッピングガイド:すべてのガイドの取り付けをシングルラッピングにすることで、よりシャープなロッドアクションを追求。
・RACING刻印 メタルパーツ、ミュートスロゴ
・グリップエンド:キャスティングから一連のロッド操作をスムーズに行うためのオリジナルラバーキャップを採用。ラバーキャップにはZENAQの「Z」マークを刻印。
通常モデルにも採用されている、「RGガイドシステム」や「ヘキサゴングリップ」も、もちろん搭載されています。
初めてZENAQのロッドを手にしてびっくりするのは、そのガイドの多さだと思います。
RGガイドのすごさをひと言で伝えると「ライントラブルの激減」と、ガイドが多い分、ラインがロッドブランクに沿うようになるので、感度の向上、フッキング時にはパワーをロスなく伝える事でヒット率を向上させ、 急な魚の抵抗を受けてもロッドが吸収しラインブレイクやバラシの軽減にもつながるという「ブランク性能を最大限に発揮」できる点です。
レーシングに搭載されている、ヘキサゴンカーボンリールシートですが、リールの着脱がしやすいのも個人的に嬉しい特徴でした。従来のWナットのタイプだと、下の部分がついてこなくて装着の時にやり辛さがありましたが、レーシングでは、強く締めこまなくてもしっかりと装着できるので、とても快適でした。
スペック比較
ミュートスアキュラの特徴が、「長く釣りが続けられることも大きな武器」と言うことで「筋肉に優しいほどよい曲がり」を実現することにより、アングラー側は疲れにくく、魚には高負荷をかけることが出来ます。
以前から、1本あれば全て完結できるロッドが欲しいと思っていたので、30g~200gまで対応できるロッドが手に入り大満足というわけです。
せっかくなので、以前愛用していたコルトスナイパーとのスペック比較をまとめてみました。
・ミュートスアキュラ 100H:10’0″/353g/30-200g/30-120g/MAX5号
・コルトスナイパーBB 100H:10’0″/307g/MAX100/MAX85/MAX4号
・コルトスナイパーSS 96H:9’6″/270g/MAX100/MAX85/MAX4号
アキュラの自重が1番重たいにも関わらず、重さを感じない使いやすさに驚きでした。
また、魚をかけたときの扱いやすさに関しても、同じHのロッドなのに曲がりこみ方が全然違うので、大物を狙うなら硬くて強いロッド!と言う概念を覆されました。
詳しくはこのあとのインプレに記載しますが、今まで使ってきたロッドの中で1番と言うのは言うまでもありません。
これに関しては、文章で説明するよりも目で見た方が早いので、ZENAQのミュートスシリーズすべての開発をされている、本林さんの動画を見ていただきたいです。
インプレ
10ftでHのロッドを扱うのはコルトスナイパーBB以来になるので、実は少し不安がありました。
コルトスナイパーBBの100Hは、重たくて長時間使うのは中々しんどかった印象があり、そのあとコルトスナイパーSSの96Hを使うようになってからは疲労が軽減されましたが、正直アキュラのスペックを知らなかったので届いて使うまでドキドキでした。
ですが、そんな不安もキャストした瞬間に全て吹っ飛ぶほどの快適さに衝撃。
タメがすごく効き、よくしなるので、ロッドにルアーの重さを乗せやすく、ガイドが多い分、爆風の向かい風の中での釣行でもライントラブルなどは皆無。
軽いジグでも飛距離を出すことが出来たことや、コルトスナイパーのようにシャキシャキ感はないものの、しっかりジグが動いているのを感じることが出来ました。
なにより、ファイト時の安心感に驚きで、バット部分からしっかりと曲がりこんでくれるのと、フロントグリップを「握った時の指の形」に合わせこんだ、ヘキサゴングリップのおかげで、体力のない私にとっては、いつもより負担が少なくリフト出来たので、すごく有難い仕様でした。
もちろん、魚を抜くタイミングでも、ロッドが丈夫なのでビビりの私が躊躇なく抜くことが出来るほどでした。
ノーマルのアキュラと使い比べているわけではないので、そこに関しては分かり兼ねますが、デザインなどが違うだけで、大まかな仕様は同じようです。
いずれにしても、デザインもかっこよく、色味もすごくタイプなので惚れ惚れしてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか!
今回はZENAQと言うメーカーについてと、限定モデルのレーシングについてでした!
まだまだ手にして間もないので、使い込んでいくうちにもっと良さが分かってくると思うので、これからたくさん使うのがとても楽しみです!
ZENAQのすごいところを伝えるには、膨大な文字数になってしまうので、興味を持った方はぜひHPを熟読してみてください!より使いたい欲が増すと思います♪
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